美肌菌研究 Skin Microbiome Research
バイオジェノミクスの
美肌菌研究
素肌美のカギを握る『美肌菌』
皮膚は人体最大の臓器で、常に外界と接するいわば防御の最前線です。紫外線や病原菌などの外界の脅威に常にさらされる皮膚が、防御機構の一つとして、獲得したのが皮膚常在菌との共生でした。その皮膚常在菌の中には、保湿や抗菌、肌バリアに作用し、肌の健康や美容に貢献する『美肌菌』が存在します。この美肌菌が素肌美のカギになると考え、バイオジェノミクスでは美肌菌に着目した研究や製品開発を行っています。
美肌菌のはたらき
ヒトの肌の表面には約1兆個の皮膚常在菌が存在しています。その中でも私たちの肌を健やかに保つはたらきをする“スタフィロコッカスエピデルミディス(和名:表皮ブドウ球菌)”を『美肌菌』と呼びます。
美肌菌は肌表面や、表皮の一番外側のわずか0.02ミリの角質層に棲んでおり、その大きさは0.6㎛~0.8㎛※ととても小さな存在です。
※1㎛(マイクロメートル)=0.001mm
『美肌菌』は肌表面で私たちの皮脂や汗を分解し、グリセリンなど天然の保湿成分や有機酸など、肌に有益な成分を作り出し肌を健やかな状態(弱酸性)に保ちます。
またアトピー性皮膚炎や、肌荒れの方に多く見られる“黄色ブドウ球菌”といった肌の不調の原因菌の増殖を抑制する抗菌ペプチドを産生します。美肌菌は肌の潤いやバリア機能を守るとても重要なはたらきを担っています。
『美肌フローラ®』の
開発
2010年より始まった
美肌菌研究プロジェクト
バイオジェノミクスでは2010年から皮膚常在菌に着目し美肌菌研究プロジェクトを開始しました。
2011年には長崎国際大学の薬学部と共同研究を開始し、この共同研究により2013年にオーダーメイドバイオスキンケア製品『美肌フローラ®』の開発を成功させました。お客様ご自身で採取いただいた美肌菌を培養し、凍結乾燥(フリーズドライ)粉末にし、お肌へと戻す世界で初めての画期的な美容法です。
採取した美肌菌は、半永久的に保管(美肌菌バンク)することが可能です。
現在でも皮膚常在菌の権威である東京慈恵医科大学皮膚科の出来尾先生との共同研究では、『美肌フローラ®』だけでなく美肌菌の生産物質の開発や機能性の確認を行っています。
- プロジェクトメンバー
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東京慈恵会医科大学
皮膚科講師出来尾 格 (デキオ イタル)先生
長崎国際大学
特任教授・名誉教授榊原 隆三 (サカキバラ リュウゾウ)先生
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